ラオデキア公会議

atake

2009年09月08日 21:40

ある原稿をまとめていて,ラオデキア公会議(363-364頃)について調べています。

ここでは,礼拝における会衆の歌唱への参加の禁止(第15条),創作讃美歌を禁止すること(第59条)が決まったことは調べがついていましたが(楽器使用の禁止がまだよくわかりません),その他にもキリスト教に関する色々な取り決め(あるいは確認)がなされているようですね(最後の第60条の正典の一覧については,黙示録が入っていない一方でバルク書とエレミヤ書簡が入っていることで相当議論があるようですが)。

追記:
重訳の私訳ですが,条項をきちんと書いておきます。
「教会においては何人も歌ってはならない,教会法上定められた歌い手以外は。彼らは朗読台に上がりある書から歌う」(第15条)
「個々人が私的に創作した詩篇および正典ではない書は,教会で読み上げられてはならない,旧新約聖書の正典のみである」(第59条)

関連記事