音楽文化論B

atake

2009年09月03日 16:58

例年この講義は150くらい登録がありますが(実数は100前後),春のAは例年50程度(実数30)なのが今年はなぜか既に150の登録があったので,Bは一体どうなるんだろう?教室は確保できるんだろうか?と今から心配です。こうなったら毎回神山ホールというのも面白いかもしれません(笑)。

さて,BでもAと同じように毎回リコーダーを吹く予定です。

Bは後期ルネサンスからバロックの終わりまでですので,リコーダーのレパートリーとしてもよく吹かれる曲になりますし,作曲家としても一般によく知られたビッグネームが出てきます。

最近よく指導に行っているオケの皆さんもAを結構受講しておられたので,最終回の時にオケの皆さんに「一緒に演奏しませんか?」と打診してOKしてもらい,昨日第1回目の合わせをしました。

予定としては後期バロックを扱う最後の4回ほどで,いずれも抜粋です。
・ヴィヴァルディ:協奏曲ト短調《夜》
※《四季》の〈秋〉の第2楽章が出てくる。イタリアなのでやはりリコーダーですし,ト短調なのでトラヴェルソよりはリコーダー向き
・ヘンデル:《水上の音楽》第3組曲ト長調
※あまり知られていない組曲だが,トラヴェルソとリコーダー(正確にはフラウト・ピッコロ)が出てくる。当時「フラウト」(フルート)と書けばそれはリコーダーがデフォルト
・テレマン:序曲イ短調
※リコーダー協奏曲とも言われる,全部で30分くらいかかる長い曲
・バッハ:序曲第2番ロ短調
※いわゆる《管弦楽組曲》第2番。D管テナーのヴォイス・フルートでほぼ吹ける。聴くと吹くとは大違いなのがやはりバッハ

昨日は連絡の手違いでヴィヴァルディとテレマンしか練習できませんでしたが,それでもコンチェルトは面白いと実感できたひと時でした。できればどれかは全曲やって,教室以外の機会にできないかと画策中です。

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